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「火災保険の基礎情報と賃貸で火災保険料を安く抑える交渉術」

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火災保険の基礎情報と賃貸で火災保険料を安く抑える交渉術

これから一人ぐらいしをする人や家族で賃貸に住む人は敷金礼金に引っ越し代などまとまったお金が飛んでいきます。その中で割と高い火災保険の保険料を安く抑えるために自分がした交渉術を紹介します。

賃貸物件で火災保険に加入しなければならない理由

万が一、自分が借りた賃貸物件で火事を起こしてしまい、周りの家まで家事で全焼してしまいました。普通に考えれば、燃やしてしまった家に賠償責任が発生すると思いがちですが、「失火法」という法律があるため、重大な過失がなければ賠償責任を負う事はありません。

失火(軽過失)による不法行為の場合は民法709条を適用せず、「重大ナル過失」(重過失)がある場合のみ損害賠償責任を負い、軽過失による失火の場合は損害賠償責任を負わないとされた。
引用元:失火ノ責任ニ関スル法律 - Wikipedia

ただし、賃貸の場合は、貸主と借主と交わす賃貸借契約があるので、借りていた物件を燃やしてた場合は、貸主に対して現状回復義務があります。火事を起こした場合、失火法で周りの物件には賠償責任を負いませんが、貸主に対しては元通りの部屋に直す責任が生じます。そのため、火災保険の「借家人賠償責任」でカバーします。ここまでの話なら賃貸契約をする時に説明してもらえます。

更に、必要だというケースがあります。それは火元が自分ではなく、自分以外の隣の部屋の人の場合です。隣の人の火事の影響で借りていた物件が全焼してしまいました。失火法があるので、隣の人から部屋を直すためのお金は貰えません。それなのに貸主に対して、現状回復義務があるので、自分で火事を起こしていなくても自分で部屋を戻りに直す必要があります。

火災保険に付ける「借家人賠償責任」は、火元が自分ではない場合でも部屋を元通りにするための保険金が貰えるので、必ず入っておくべき火災保険となります。

賃貸物件で多い水漏れの事故

火災保険に付ける「借家人賠償責任」は大事です。そしてもう一つ大事な事があります。火災保険には水の事故の保障があります。

火災保険と聞けばみな火災のみ被害にあう事をイメージしますが、今の火災保険は総合的な補償があります。盗難、衝突、落雷など様々な災害に備えることができます。

そして、賃貸の火災保険で重要なのが「漏水や水漏れの事故」です。
火災保険を火災で使うケースより、水漏れの事故で使うケースが圧倒的に多いです。

水漏れの事故で火災保険が必要な理由

水漏れはマンションの老朽で起きやすい事故です。賃料を抑えるために築年が30年以上の物件を選んだりする人がいますが、その分、水の事故が非常に多いのが現実です。
水漏れの事故で必要な火災の保障は2つあります。

1.他人の戸室で生じた水漏れ被害にあうケース

上の部屋からの水漏れで、電化製品に書籍が水浸しで使えなくなるケースがあります。マンションの責任である「共有部分」か上の階の住人の責任である「専有部分」のどちらから賠償してもらえます。

共有部分だと話は早いのですが、専有部分となると変な住人の場合、賠償してもらえないケースがあります。泣き寝入りする事になるケースがあります。自分が加入している火災保険の補償内容で他人の戸室で生じた事故に伴う漏水などによる水濡れ損害を補償するかをチェックしておきましょう。

損保ジャパン日本興亜の住まいの保険 補償内容:漏水などによる水濡れ(みずぬれ) | 補償内容 | 『THE すまいの保険』 | 損保ジャパン日本興亜

「水災」と「漏水などによる水濡れ(みずぬれ)」の違いは.../損保ジャパン日本興亜

2.水漏れの部屋が自分の責任となるケース

下の階の住人に水漏れ被害にあいます。上の階に住んでいる自分の部屋の専有部分が原因となると相手に賠償しなければなりません。その時のために、火災保険の補償に「個人賠償責任」を付けると万が一で水漏れ被害を与えてしまった場合、自分の火災保険で対応する事ができます。

三井住友海上火災 日常生活賠償特約

オプションの特約|火災保険 GK すまいの保険(家庭用火災保険)|三井住友海上

火災保険を安くする交渉術

賃貸物件を契約する時に敷金にクリーニング代に火災保険などの費用が発生します。その時に火災保険は保障内容を細かく設定することなく、そのまま加入することがほとんです。
火災保険の内容を見ると家財に300万円の保険金が掛けられていました。一人暮らしで300万円分の家財は存在しませんし、家族でもそこまでの額は不要なケースがあります。そして保障額を変更できないかと聞く2回引越し中2回とも断れました。

お金にセコイ私は火災保険の保険料を自分で計算する事ができたので、保障額を削れば安くすることは可能でした。そして自分で必要額を計算し、保険料を計算してみました。
結果は、2年契約の火災保険料2万円とすると私が設定した補償内容の場合は5年間加入できる計算でした。何としても自分で見積もった火災保険に契約しようと思いました。正面からぶつかると確実に断れられるので、上手に交渉してみると案外すんなり自分で火災保険を準備する事ができて、火災保険料の節約することができました。

火災保険料を抑える交渉術の事前段階

交渉する前に火災保険に必要な部分を理解し、すぐに火災保険に加入できる準備しておきます。

私の火災保険の補償内容 保険会社:三井住友海上火災
保険期間:5年
保険料:17,000円ぐらい
補償内容:火災、風災など、水ぬれ、盗難、水災、破損・汚損等の6つの保障 家財50万円 借家人賠償責任1000万円
補償内容|火災保険 GK すまいの保険(家庭用火災保険)|三井住友海上

まずは火災保険の見積もりを取る事です。使える手立てとして、両親の自動車保険に加入している保険会社に連絡、自分の会社の損害保険会社に連絡などをして、見積もりを取り、いつでも加入できる準備を進めておきます。

賃貸会社との交渉

いよいよ本番です。本番ですが、割と私の場合は簡単にいきました。まずは普通に部屋を探します。複数の候補があり、とりあえず一つはキープしておくために予約のような事を進められます。その物件にしたいと思ってもすぐにOKを出さずに予約を入れましょう。

次に決定をするための締め切り期日があるので2~3日前に連絡をします。

そして話す内容は「ほぼ入りたいのですが、火災保険で悩んでいます。知り合いの所で補償額を抑えたら保険料が安くなります。火災保険に借家人賠償責任の特約1000万円付けた内容でいいはずなですよね?それだけクリアしたらすぐにでも賃貸契約を結びたいです」と言えばOKを貰える可能性は高いです。
ただし、損害保険にしっかり加入出来るようになっているのが前提でのお話しです。

断られたら、他の賃貸会社で素直に言う作戦

無理と言うところは相当な所なので見送るようにしたほうがいいでしょう。保険に入るのは個人で意思表示をするのと保険会社と補償をどうするかは本来契約者の自由ですのでそこを拒否するのは本来はありえません。

たかが、火災保険ですが、無駄な保険料を支払う慈善活動には参加したくありません。他の賃貸会社でも同じ物件を扱っている所がほとんです。新築物件以外は専属で扱う物件は少ないので、問題ないでしょう。
賃貸会社に事前に伝えておけば、すんなり火災保険の事でOKを貰えるはずです。

火災保険の基礎情報と賃貸で火災保険料を安く抑える交渉術まとめ

たかが火災保険の保険料と思うかもしれませんが、無駄な物にお金を払いたくないという気持ちが強いです。

日本の商売は無駄な物にもお金を支払わせる仕組みと無知をいいことにお金を取ろうとする企業が多いのは事実です。保険会社や携帯会社など無知のままでは自分の財布を防衛できないのと思っているので、気が付いて削れるところはどんどん削っていきます。
参考になるかは分かりませんが、少しでも賃貸契約を結ぶ時に火災保険料を抑えたい人は参考にしてみてください。

賃貸の火災保険料は下げる事は可能ですが、全て通用する訳ではありません。やる場合は自己責任でやるのと私自身保険の知識と営業で鍛えた交渉術があったのですんなりいきましたが、他の人が同じ行動をしてその通りになるかはわかりません。

それでも一人暮らしをする社会人には、無駄な保険料を払わないようにこの記事を読んで上手に交渉してもらえる技術を身に付けてもらいたいです。これから社会人になる人は上手に交渉して火災保険料を抑えるようにしましょう。